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2008-09-26

太田由美個展「ひとりたび」

Yumi20080824015456

太田由美個展「ひとりたび」

2008.9.19(fri)〜9.23(tue)
11:00〜20:00(最終日17:00)
デザインフェスタギャラリーEAST101

■デザインフェスタ
http://www.designfesta.com

■由美ちゃんのWEB
http://www.dareyanen.com/yumi/index.html

■由美ちゃんのブログ
http://www.dareyanen.com/yumi/lang.html


Yumi200809261

もう終了してしまいましたが、由美ちゃんの個展に行って来ました。
久々に生で観る由美ちゃんの近作は、血のような赤から、とてもやさしい色使いに変化していました。
所々に闇や髑髏が隠れていますが。
やはり作家さんというのは自分の内面が作品に反映してくるのでしょうか。
ずっと追い続けたい興味深い作家さんです。
とうもろこしを渡せて良かった。

デザインフェスタギャラリーEASTに初めて行きましたが、A@A アグネスホテルアートフェアを彷彿とさせる展示方法でした。素敵でした。通いたいかんじです。原宿に行ったら寄ろうっと。

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最近買ったものメモ

Memo2008090213_3Kaimono2008092614

左:いちごの箸置きtulip
右:目覚まし時計が欲しいとミクシィのエコーに書いたらもろたw
ナルミヤの目覚まし時計sandclock
http://www.kaikaikiki.co.jp/news/list/murakamis_lawsuit/

Memo200809022Memo200809023

近所のオバショップで399円dollar


Kaimono2008091732Kaimono2008091741

左:バッグ(STUSSY)
右:ハンカチーフ(Vivienne Westwood)

Kaimono200809171Kaimono200809172

左:OZOC
右:ノーブランド

Kaimono200809264Kaimono200809265

左:シュシュ(3COINS)
右:ターバン(3COINS)

Kaimono200809262Kaimono200809263

左:二番煎じだけどこっちの方がデザイン良いと思う(3COINS)
右:もろたw自転車に乗る時にかけるらしいwサイドミラーを気にして余計危険な気がするがw

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2008-09-25

アキレスと亀

Akiresu1006878_01

アキレスと亀」★★★★★
監督・脚本・編集:北野武
出演:ビートたけし/樋口可南子/柳優怜/麻生久美子/中尾彬




芸術家は言わば創造神。

努力してなれるものではない。

最初から最後まで泣きっぱなしで、目がものもらいのように腫れてしまった。

人がたくさん死んだ。

芸術って答えがないから、それを職業にすることを選択した芸術家と呼ばれる人たちは一生苦しむんだと思う。

芸術家を愛してしまった人も一緒に一生苦しむんだと思う。

それでもしあわせなんだと思う。




<ストーリー>
裕福な家庭に生まれ育った真知寿は絵を描くのが大好きで、将来画家になる夢を持っていた。しかし両親が突然自殺し、一人ぼっちに。青年に成長した真知寿は、バイトで貯めたお金で美術学校に通っていた。そんな彼の前に美しい理解者が現れる…。同じ工場で働く幸子と結婚した真知寿は、彼女の手を借りながらますます芸術にのめり込んでいく。中年になった真知寿は来る日も来る日も創作に励んでいたが、絵はまったく売れなかった。

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2008-09-21

ひとかげ

Hitokage20080828

「ひとかげ」★★★★★
よしもと ばなな (著)


 「とかげ」に関して言うと、おばさんになってからの私は、主人公の職業意識が甘いと感じました。それから、ふたりの過去の体験が誇張されすぎているな、と思いました。若さゆえの極端を好む書き方です。
 彼らがつらい体験から何を学び、なぜ今もつらい人たちと関わり合っているのか、なぜお互いの暗さに耐えられないと思いながらも、ふたりはしがみついているのか。
 そこをポイントにして、私は「とかげ」をリメイクして「ひとかげ」という小説を書きました。
(はじめにより)


『ニュースその後』の子どもたちだったふたり
そのふたりが大人になって恋に落ちる
「とかげ」のリメイクの「ひとかげ」
「とかげ」と「ひとかげ」を読み比べてみる

どちらもいいなあと思う

よしもとばななは
言霊をフルに活用している作家だねえ

原マスミのイラストがいいなあ
すごくいいなあ、すごくいい

りょうが朗読した「とかげ」を聞いてみたい

http://theres.co.jp/tsukamoto/haze/tokage.html




  とかげはデリバリーのピザが好きだ。
  外食がほんとうは嫌いだ。
  よほど気が向かないと記念日でもなんでも、
  外で食べることはしなかった。
  何よりも人間が好きなんだけれど、
  一日が終わると人間をもう見たくないと思う、
  と言う。
  わかる気がする。
  人間相手の仕事は、
  人間にあたり、
  人間酔いしてしまう。


  「もしよかったら、成田山に行かない?」


  ほんとうに一生懸命なのだ、
  と思う。
  治したいのだ。
  それだけだ。
  本当に才能があって、
  感謝や好かれることに重点がないのだ。
  私は胸を打たれ、
  彼女をほこりに思う。
  自分を恥じて、
  とかげのようでありたいと思う。


  ほんとうはただ抱きしめたくて、
  触りたくて、
  キスしたくて、
  少しでも近くに行きたくてたまらなくて、
  一方的にでもなんでも、
  涙が出るほどで、
  今すぐ、
  その人とだけ、
  その人じゃなければだめだ、
  それが恋だった。




<レビュー>
「私の、私の聖堂を、取りもどさなくては。」過去のつらい体験にとらわれ、心に傷を抱えながら愛しあう二人。深い闇で起きた、たくましい生命の復活を描く、「祈り」の物語。14年ぶり。進化したとかげの誕生。

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2008-09-18

言葉は真夜中の星、写真は光、絵はともしび、デザインは夢。

Mayonaka20080917

言葉は真夜中の星、
写真は光、絵はともしび、
デザインは夢。

先日小説新潮真夜中を購入しました。

最近eriとECDが気になってて、
真夜中の存在はeriのブログで知りました。

とても素敵なブログ。
http://walker.zozo.jp/eri/

ECDのコラム。
http://www.public-image.org/column/2007/12/21/ecd_vol1.html

真夜中の参加作家が魅力的な人ばかりでなんだかそわそわしてしまう。

Moca20080917

そして、小説新潮。

なんと、 ARTISTIC PANTIE主宰のモカティーナ(中島桃果子)が書いた小説「蝶番」が、第四回新潮エンターテイメント大賞の最終候補4作品に選ばれたのです。

すごいすごい!

結果が待ち遠しいです。

彼女の書く日記はとても面白く、興味深く、その生き方そのものが文才によって小説になってしまう。
日記を読む度、短編集を読んだ気分になる。
「蝶番」は私小説だと私は解釈しているんですが、3月に読ませてもらって、内容も然ることながらその言葉の使い方、言葉のリズムに驚きました。
わたしが登場しているのもうれしく思います。
光栄です。

その彼女がプロデュースする舞台がもうすぐ始まります。

Hana20080917

花よりタンゴ〜銀座ラッキーダンスホール物語〜

http://www.mocatina.com/

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今夜少しお洒落して銀座ラッキーダンスホールにでかけてみませんか?

そこにあるのは、溢れんばかりの音楽と、忘れたい時間を忘れられるくらいのお酒。
あの人達の笑顔と、砂糖菓子のようにちっちゃな幸せ。
そう、ちょうどひとさし指に乗っかる金平糖のような、黄色、緑、桃色。
でもきっと、想い出は溶けないと思うんです。
だから今夜も、あの人達の生きたあの日も、
同じ星が瞬いていると思うんです。

さあ、早く着替えて下さい。すずらん通りであの楽隊たちと一緒に、
あなたを待っています。

日時:2008 9/27〜10/1 
場所:銀座ラッキーダンスホール(銀座TACT)
http://www.ginzatact.co.jp/tact/
チケット:テーブル席 4800円(1Drink付)
     イス席   4300円(1Drink付)*各公演20席限定発売

原作/井上ひさし 脚色・演出/モカティーナ ・モカコ

出演/月岡蘭子…中島もかこ 月岡藤子…武藤文香
   月岡桃子…熊田千穂  月岡梅子…伊藤沙央里 
   高山金太郎…松浦敬之 
   ピアノ弾きの森川少年…田村晃広
   佐々木のおばさん…近郷美穂
   郵便配達夫の近藤 …尾川止則
   花売り娘…細井ゆめの
  
BAND/熊田千穂と銀座キラ星カルテット
   Banjo:青木研
   TenorSax:上野まこと
   Sax&Clarinet:渡辺恭一 
   Sousaphone:井桁賢一
   vocal:熊田千穂

STAFF/舞台美術=栗山佳代子/モカティーナ・モカコ
   装置=馬場克之  
   照明=中島 一(株)ライズワン
   音響=稲葉昌幸(株)ライズワン
   小道具=栗山佳代子   
   衣裳/Dress=Tomomi Kakuzaki
   衣裳/縫製=奥城雅栄
   染色=アメリー・コマ子  
   宣伝美術=acco×WPG  
   WEB=竹下みづゑ(WPG)  
   劇中アニメ=acco×山口洋輝 
   舞台監督=用松 豪  
   衣裳補=杉田美粋  
   制作/演出助手=近郷美穂   
   制作補=日座久美子/篠嵜麻衣   
   音楽=青木研/熊田千穂

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私は27日土曜日に撮影に行きます。

この記事を読んだ方も是非。

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2008-09-17

GEISAI #11 9.14(SUN)@TOKYO BIG SIGHT

Gei200809151

GEISAI #11 9.14(SUN)@TOKYO BIG SIGHT

Gei200809152

ゆずとかAKB48とかケン・チュウとか中曽根OFFとか村上隆とか1000人のアーティストとか

Gei200809153

4Fカオスw

Gei200809154

コスプレイヤーとかメイドカフェとか男子校カフェとか

Gei200809155

痛車初めて見たw

とりあえずメモ的にpigぶひ

Gei200809156

あと、帰りにららぽーと豊洲で餃子(餃子の福包)とクレープ(CANDY)食べました。

Gei200809157

クレープの生地がもちもちしててギザ美味でございましたrestaurant

Shop01200809161Shop01200809162

CANDYの内装がすごくかわいかったribbon

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2008-09-16

とうもろこしだんす♪ もろこし♪ ししし♪ 

Morokoshi200809151

Morokoshi200809152

Morokoshi200809153

実家から段ボールいっぱいとうもろこしが届きましたpresent

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2008-09-15

Photograph of food in cellular phone

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2008-09-08

ハーレムワールド

Haremu20080825

「ハーレムワールド」★★★★★
山田 詠美 (著)


山田詠美は言う。

自分の作品について語るのは苦手だ。どうしても語らなくてはならない時、私はとても困って、だって男って素敵だから、などと言ってしまい、人々を唖然とさせる。私は小説を書く時、とても考えなしだ。ただ、手が動く。自分の内に溜まっているものを指が文字に翻訳してくれる。それを才能と呼んでくれる人もいるけれど、そんな大それた言葉を聞くと気恥しくなる。

と。

男たちには許し難い女と、それを許してしまう男たち。

ねっとりと絡み付くような文体に時折見せる気高さと脆さ。

どんなに高貴な女にも腹心が必要なんだってことを教えてくれる、矛盾だらけの男と女にとっての教則本。




  ふたりは、
  ともにあらゆる快楽に対して貪欲であり、
  そして、
  あらゆる快楽に対して吝嗇ではないのだ。




内容(「BOOK」データベースより)
ティエンは二年も前に知り合ったサユリのことを何にひとつ知らない。気が向くとふらりと彼の部屋にやってきて数日泊まっていく。サユリの恋人シンイチは彼女が黒人との混血だとは知らない。街で知り合った黒人のスタンをサユリはシンイチの部屋に同居させる。中年の外交官クラウスも彼女に夢中だ。サユリと四人の男たちの新しい愛の神話。

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死にぞこないの青

Sinizokonai2080821

「死にぞこないの青」★★★☆☆
乙一 (著)


「なんでも好きな話を書いてください」
これまで僕は、ミステリ的なオチを求められているんじゃないだろうかとか、ラストで読む人を感動させないといけないのではないだろうかとか、いろいろ心配しながら話を作っていました。しかしその人はそのどちらもなくてかまわないとはっきりおっしゃったのです。「本当に好きなものを自由に書いていいんですね」と、僕は愛知県豊橋市の某喫茶店にて幾度も質問したところ、たしかにそれでいいと言うのです。
書いてしまいました。好きなようにやってしまいました。
(あとがきより)

去年、本好きの知人に「乙一おもしろいよ」と勧められ、購入してはみたものの本棚に眠っていた「死にぞこないの青」(「暗いところで待ち合わせ」も開かれるのを待っています)。夏が終わりそうなので慌ててページをめくりました。

想像はしていましたが、なんて呪いを込められた文章なんでしょう。

文字がゆらゆらとむくむくと浮き出て来そうでした。


「マサオくんがあくびをしたので、あと十分間、延長ね」

「マサオくんがこの前の宿題をしてこなかったので、今日も算数のドリルを宿題にします」

「マサオくん、この問題、だれか他の人に解いてもらったでしょう。それとも、解答を見て解いたでしょう」

「マサオくんは今、みんなよりも自分は頭がいいのだと威張っています」


自分を守ることしか考えていない教師、羽田光則。

クラスのバランスをとるために存在する僕、マサオ。

マサオが創り出した「死にぞこない」の男の子、アオ。


クラスメイトの不満はマサオへ。

先生の不満はマサオへ。

マサオの無意識はアオへ。


マサオのそのこころの弱さに悶々として、

加害者のそのこころの弱さに苛々した。

それぞれの気持ちが分かる自分もまた、こころが弱いんでしょう。


復讐。こころの中での殺人。深い失望。哀れみ。


沸々と湧き上がる嫌悪感で気持ち悪くて、早く終わってくれと途中で止められなくて一気に読み終えました。


そう、この世で一番怖いのは生きた人間なんでしょう。



  江戸時代、
  日本には「えた」や「ひにん」と呼ばれる人がいたのだそうだ。
  彼らは士農工商といった人々よりさらに身分が低く、
  いろいろな権利が与えられなかった。
  彼らは常に差別されながら生きていかないといけなかったのだ。
  農民の生活もつらく、
  不満がたまっていた。
  そういった不満が爆発すると、
  農民たちは武装して領主の屋敷を攻撃したという。
  でも、「えた」「ひにん」という、
  農民よりもさらに低い身分の階層を作ることによって、
  不満を上ではなく、下に向ける。
  あるいは、
  自分たちよりももっと地位の低い者たちがいるとして安心させたのだ。
  つまり「えた」「ひにん」とは、
  民衆を支配するための特別に作られた最下級の身分なのだそうだ。
  僕は授業中、そのことを聞いていて恐ろしくなった。
  そして、このようなルールを作らなくては不安を拭い去ることのできない人間、
  不満を解消できない人間について考えた。
  どうして世界はこうなっているのだろう。
  生きていく上でいろいろなことに恐怖し、
  不安を抱いて、自分を守ろうとする。
  がたがた震える感情を安心させるために、
  だれかを笑い者にするんだ。
  僕は、この教室における下層階級なのだと思う。

  僕はみんなよりも劣っています。
  ナメクジと同じです。
  ミミズよりも頭が悪いです。
  デブです。
  豚です。
  みんなよりも地位は低いです。
  生きている価値がありません。
  僕はバカです。
  死んだほうがましです。
  根暗でスポーツもできないので友達なんてできません。
  とにかく劣っているので
  これからも僕はみんなのように生きることはできません。
  それらの言葉をそれぞれ二十回ずつ、
  先生の命令で唱えさせられた。

  僕は立ち止まり、
  夜の静かな山を見上げた。
  そして理解した。
  これまでアオとして分離していた部分は、
  僕の中に溶けたのだ。




<レビュー>
飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前に「死にぞこない」の男の子が現われた。書き下ろし長編小説。著者は、78年福岡生まれ。今後の日本ホラー小説界の将来を担う書き手として注目を集めている。

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2008-09-07

地球の果てまでつれてって

Tikyuu20080821

「地球の果てまでつれてって」★★★★☆
横尾 忠則 (著)


サルバドール・ダリを見た日の事
霊体となってドアを通り抜けた事
蟻の超能力につき考察する事
UFO搭乗に誘われなかった事
柴田錬三郎氏の死に茫然とする事

全21章の「事」を収録。

なかでも「サルバドール・ダリを見た日の事」がすごく読み応えがあっておもしろい。
この章は横尾忠則VSサルバドール・ダリだと勝手に思っている。

『今、生きる秘訣—横尾忠則対話集』に、「日本の芸術家は岡本太郎だけだ」とダリが言ったことが書かれている。
これを読むと、岡本太郎の凄さが分かる。

ダリは横尾忠則の絵を見もしないで大嫌いだと言い放った。

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 多田さん達があんまり遅いので、どうしたのだろうと思って一階に降りていくと、まだ入口ですったもんだやっているではないか。写真を撮るくらいで、わざわざ女館長がダリ本人にいちいち電話して、交渉しているのだ。あんまり交渉が長びくので多田さんも半ば諦め、「もう写真なんかいらないよ」と、かなり頭に来て怒っている。この間一時間。そして、まだ回答が得られない。通訳してくれていた松尾さんがついに最後の切り札を出した。
「われわれはスペイン政府の招待で日本から来たのだが、写真を撮らせてくれなければそれでもいいんです。しかし、後で問題がこじれても知りませんよ!」
 と凄んだもんだから、なにしろ政府に弱いダリ、いっぺんにOKしてしまった。それだけではない。松尾さんは「ダリにも逢いたい」と強引に申し出た。驚いたことにダリはわれわれに逢ってもいいと言ったのである。信じられないことが起こったのだ。まるで奇蹟だ、夢だ、とわれわれ三人は天地が逆さになるくらい仰天した。

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 八時だといっても、まだ昼間と明るさはちっとも変わらない。しかし、ダリの言いなりになっていると、何時になるかわからない。多田さんが、「横尾さんの作品集を渡せば、もしかしたら逢えるかも知れないですよ」と、次第に不安になって、最後の切札のつもりでそう言った。再び、運転手に頼んでダリに作品集を届けてもらうことにした。
「ガラ夫人が逢うと言ってますから、どうぞ中へ」
急に態度がガラっと変わった。

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 王座のソファーに腰を下ろして待っていると、やがてガラと思われる年老いた女性が家の中からせっかちな足取りで、われわれの方に向かってきた。手にはぼくの作品集を持っている。
「絵描きっていうのは誰? エッ! あんたがそう? 一体あなたがたなにしに来たの?」
 そう言われると困った。一体われわれはなにしに来たのだろう。

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「ねえ、わたしと一晩メイクラブする人、誰かいない? どう、返事できる?」
 こんな下品で低級なガラの話を聞いているうちに、この女を女神の如く愛しているというダリまで下等な人間に思えてきた。実のところ、このまま帰りたいとさえ思えてきた。
 そこへギリシアの古典劇の役者のような格好をしたダリが、奇妙な杖を持って、これまたなにかに追われているような足取りで前につんのめりそうな格好で現われた。如何にも演出くさい出現である。
「えっ! あんたが絵描きかい? あんた『ダリ劇場』見たかい? そう、見た。どうだ、気にいったかい? そう、ダリの絵が好きなの、そりゃいい。ところがあんたはどんな絵を描くのか知らんが、わしゃあんたの絵なんか大嫌いだね」

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 ダリの言動の一つ一つが演出的で道化じみている。そんな意味で彼は最も狂気から遠い理性的な人間であることがわかる。

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 ぼくはダリとの一時間半の間で実に多くのダリの秘密を見ることができた。また、芸術家の自我ほど自己救済と裏腹に本人にとって危険で恐ろしいものはないと思った。またダリにとっての女神ガラは彼の自我を増殖する悪魔の化身のように見えた。




  禅の方でも
  「悟ろう」
  という意識を捨てなければ悟れない、
  と教える。
  病気でもそうだが、
  「治りたい、治りたい」
  という意識がある以上、
  自我意識が邪魔して治らないという。
  その点、
  「寒の地獄」
  の時も、
  今回の
  「釈迦の霊泉」
  にしても、
  足や頭の痛みのことなど完全に忘れていたから、
  かえって効果を上げたのかも知れない。
  無心というのはこころを無にするという意味ではなく、
  子供のように無邪気になることで、
  つまり人間の本来の姿に帰ることらしい。

  新潟の東山寺を引き上げた翌日、
  桐山密教の桐山靖雄氏に会って、
  ひとつ不眠症のカウンセリングをお願いしようということになった。
  桐山氏によると不眠症なんてもともとないとおっしゃる。
  ━━━このことは誰もが言う。
  四時間しか眠れないのは、
  身体がそれ以上の睡眠を要求していないからだと言われる。
  ━━━なるほど。

  宗教を必要とすること自体人間は救われていない証拠で、
  この世界のあり方が間違っているのだ。

  「困難にはぶつかっていかなければならないが、
  危険は避けるべきである。
  この二つを見分けることが重要である。」
  (王貞治)

  家の角の道路で自動車の衝突事故あり。
  このようなことは珍しくなく、
  しょっちゅうだ。
  魔の四つ角である。
  事故が事故を呼ぶのだろう。
  この近くに高圧線があるのが事故の原因かもしれない。
  きっと磁場が人間の脳細胞を狂わすのだろう。
  こんな風に磁場の狂った場所で喫茶店など経営すると
  客の回転が早く繁昌するという。
  つまり、
  人が呼び寄せられ、
  入ると落ちつかずすぐ出たくなるからだ。
  だから商売によっては
  このような場所を利用するのも得策である。

  成城で三回目の引越し。
  東京に来て二十年になるが住居の移転は七回。
  仕事場が四回。
  二年に一度ずつ引越している計算になる。
  この間、「谷」のつくところが実に多かった。
  「青谷」、「渋谷」二回、
  「千駄ヶ谷」、「野ヶ谷」、「世田谷」四回、
  「祖師ヶ谷」と、
  よくもこれだけ「谷」のつく地名ばかりを転々としたものだ。
  それもそのはず、
  妻の旧姓が「谷」だったのだーッ。

  禅の書物を読めば、
  ある程度は理解できる。
  だが、それでは日常生活の行為ひとつひとつに生きてこない。
  そこが大きな違いだ。
  禅を知るには座禅以外にはない。
  只管打座、黙って坐ればいいのだ。
  理屈の世界ではない。
  宇宙と合体するには理屈は不必要だ。
  理屈をこねまわしている間は、宇宙が掴めない。
  ぼくはまだこの域を彷徨している。

  「人生はすべて暗示」
  (宇野千代)

  宇野女史は、
  病気の話をする人はきらいだと言う。
  病気を愉しんでいるの過ぎず、
  そんな連中は永遠に病気から解放されないと。
  そういえば、ぼくはこの一年、不眠、不眠と連呼してきた。
  「想念は想いのままになる」と一方で言いながら、
  その洗礼を受けていたのだから救いようがない。

  では、日記を書けばエゴが捨てられるのかといえば、
  そうでもない。
  時には書くことによってエゴが増幅する。
  せいぜい日記のための日記になるのが落ちだ。
  日記で自らを反省してみたり、
  勇気づけてみたりしても、
  ペンが文字を綴っている瞬間だけのことで、
  これも単なる自己満足というやつか。

  だからぼくはどんな場合でも「私的」でいいと思っている。
  よく世間では「私的」なものを一流とみなさない習慣がある。
  だけど「私的」というのは生き方の問題だから、
  生き方に一流も二流もあるとは思えない。
  ぼくは所謂、自分にしか興味がない。




<レビュー>
サルバドール・ダリを見た日の事に始まり、不眠、禿、蟻、ナメクジ等、卑俗な日常の瑣事から発想して魂の根源に至らんとする、あるいは眠られぬ夜に永劫の輪廻転生を想い絶句する。〈至福千年王国〉を夢見て限りない自己への旅を続ける芸術家が、わななく心の軌跡を2年間にわたって微細に綴った思索的エッセイ。

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2008-09-02

clammbon@8/31日比谷野音

Syabon20080902

棚からぼた餅ってまさにこのことだよね

なちこから

「チケットが余ってるんだけど、行かない?」

とメールが来た時の

わたしのはしゃぎよう

クラムボンに会える<なちこに会える

だったんだ

じつは

へへへ


シャボン玉を飛ばす

大きいの小さいの

汗と涙と酒と雨と

なんて瑞々しい

涙が蒸発して雨になったんだよ

きっと


沁みてくる

無断でこじ開けて入ってくる

涙腺を刺激して

気持ちのいい涙に

ああ、ただ、泣きたかったんだと

思った


音楽は偉大だ

クラムボンは偉大だ

あのとき彼等は無敵で

私たちも無敵だったんだろう


なちこが繋いだ

不思議な人間関係

人見知りな私が

初めて会う人たちと食事をするなんてとてもめずらしいことなんです

なちこの人徳には脱帽する

クラムボンが繋いだ

不思議な人間関係

しあわせのかたち


木に守られても

びしょぬれになった

カッパを着ても

びしょぬれになった

みんなでびしょぬれ

ビールの味も薄くなって

ロングスカートがびしょびしょになって

絞っても絞っても

絞りきれなくて

お気に入りの時計が水没してしまったけれど

そんなことは

とてもちっぽけに思う


大袈裟な物言いかもしれないけれど

生きていると

感動の連続なんだなあと

思ったりしてしまう

同時に

後悔の連続

だったりもするけれど


嫉妬する

彼氏の元カノに嫉妬するように

わたしの知らないときから

あの会場にいた人のほとんどが

クラムボンに恋い焦がれていたなんて


夏の終わりに

涙を流した

余韻を噛み締めながら

それが

しあわせのかたち




セットリスト

1. GOOD TIME MUSIC
2. シカゴ
3. 雲ゆき
4. パンと蜜をめしがれ
5. 以心電信
6. 外出中
7. 波よせて
8. コントラスト
9. ホムンクルス
10. トレモロ
11. ミラーボール
12. ハレルヤ
13. ララバイ サラバイ
14. 心象21
15. Carnival
16. バイタルサイン
17. サラウンド

(en)
1. id
2. ナイトクルージング
3. sonar
4. Folklore

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2008-09-01

いせさき花火大会

Isesaki200808011

土曜日にいせさき花火大会に行きました。
花火をまともに見るのは2年ぶりです。

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heartの花火。

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ドラえもんが逆さまだー。
何個かドラえもん打ち上げられてたけど、ほとんど逆さまだったー。

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「国際音楽花火コンテスト」でインド、中国、韓国、日本の4カ国の花火技術者が集結。
インドの花火が一番好みでした。
金色にキラキラ光る花火。
綺麗だった。とても。

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「何これ戦争?」
スワロウテイルでの桃井かおりのセリフ。
そんなかんじだった。

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意外と空いていて(東京に比べると)始まりと同時に到着しましたが、とても良い場所で見る事が出来ました。

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ほんとうに花が咲いたみたいで綺麗だった。
このタイプの花火は初めて見ました。

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ブレがなんだかいい感じに写った。

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あっという間に終わってしまった。
楽しい時間って時間感覚が急激に短くなる。

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