
「プロ論。2」★★★★☆
B-ing編集部 (編集)
プロ論。と一緒に買ったはずが、2007年10月01日 にプロ論を読み終えてから5ヶ月が経過している。
大分やっつけたとは思っていたが、読まれるのを待っている本が28冊。
新刊にいたっては買って満足してしまう。
最近は不眠症を利用して本を読んでいる。
太陽の光に満足に当たっていないせいか、早起きした日でも夜中の4時まで眠れないので本を読むようにしている。早く太陽が元気にギラギラしている日が続けばいい。
誰かの心を強烈にひきつける魅力は、
実は多くの場合、
弱さや不完全さの中に潜んでいるんです。
そして、人の心にはサイクルがある。
(石田衣良)
完全さを求められるものより不完全なものに興味が移行しています。
あんなに、字面が・・・、余白の使い方が・・・ベジェ曲線が・・・云々言っていたのに、飽きて来ている。
クオリティの高い不完全なものをいつも探しているような気がします。
100人中1人が絶賛するようなそういうものに惹かれています。
皆が批判していたものさえ評価がひっくり返ってしまう、ギャンブルなアートという分野に取り憑かれつつあります。
プロ論の格言的なものを総合すると矛盾が発生しますが、プロフェッショナル個々のその人らしさ、考え方が見えて来ておもしろかったです。
モチベーションが上がります。
これから日本が迎えるのは、
知的創造社会だと私は思っています。
中国が日本の産業をどんどん浸食するから、
中国に勝る技術開発をしなくては、
なんて議論もありますが、
間違いです。
だって、
中国で作れないものはもうないからです。
優秀な日本の技術者が
中国で技術指導していますし、
製造機械だって日本と同じものがある。
ところが、
中国が簡単に日本に追いつけないものがあるんです。
それが、センスです。
中国製品のセンスは、
日本に20〜30年遅れているといっていい。
日本はこのセンスでこそ戦うべきなんです。
(森永卓郎)
ライバルが1000人いるところで
努力するのはどうかということなんです。
それよりも、
ライバルが2人くらいしかいないところを
1000倍の力で探す。
そうすれば、
そんなに努力しなくても
自分らしい仕事ができるんです。
今、何々がはやっているからという仕事の探し方をしたら、
第一線に出てこられる可能性はかなり低い。
お金のためだけの仕事では、心が折れてしまう
「いちばん好きなことは2番目にやれ」
(いとうせいこう)
30代中盤なんて、まだ貯蓄する時期ですからね。
まずは旅で知識や教養の貯金をし、
それから自分を広げていこうと思った。
人は、いろんなことを曖昧にしておきたいんです。
なぜなら、覚悟しなくていいから。
自分がいかに、ものを知らないか。
もっともっと恥じよ
(勝谷誠彦)
売れっ子の漫画家の先生は3日間徹夜して描いている、
なんて記事がよく載っていたんですが、
先生が寝ていないのに、
追い掛けるアマチュアの僕が眠っていたら、
とても追い抜けるわけがない。
最低でも、
プロの漫画家以上に
頑張らないとダメだと思っていました。
遊んでいたら、
普通の人です。
僕は普通の人になるつもりはなかったですから。
(弘兼憲史)
オレは全部、
その世界のニセモノだと思ってますから。
アマチュアです。
でもね、
プロだといわれているのに、
つまんない文章とか書く人もたくさんいるわけですよ。
ヘタクソなカメラマンとかね。
だったら、
アマチュアのオレでもできるんじゃないかと思った。
若い人は「プロになる」とか聞くと、
身構えちゃうけど、
大げさになんて考えない方がいい。
街のラーメン店だって、
たくさんあるけど、
うまい店はほんの一握り。
プロになるのは、簡単なんですよ。
取りあえず開業すりゃいい。
ただ、
おいしいラーメン店になるのは簡単ではない。
ここが大事です。
(リリー・フランキー)
仕事って、
面白がってやってるヤツにはかなわないんだよ
(青島幸男)
「外国では、
大事なのは最初に入る会社ではなく、
最後に勤める会社だ」
「何がしたいか、何ができるか」
新喜劇の池乃めだかさんのギャグと一緒で、
ボコボコにやられても
「今日はこのくらいにしといたろ」
といったらいい(笑)
そうしたら、
逆転するんですよ。
シリアスな状況が一気に変わる。
こういうマインドを持つ人が増えれば、
日本は変わる。
(木村政雄)
「夢に日付を」。
(渡邉美樹)
答えばかりを急ぐ人が増えていないか。
みんな、やる前から答えを出しすぎ
(今村ねずみ)
クライアントのお金で作る広告を、
「作品」と当たり前のように呼ぶのは、
やっぱり違和感があります。
もっというと、
作品だと思っているから、
「クライアントはわかってない」
とか
「ひどい直しが入っちゃって」
とか、
制作者は言いだすんですよ。
(箭内道彦)
棋士には3つの顔があります。
勝負師と芸術家と研究者の顔です。
(谷川浩司)
「やりたいと思っているんだけど」
そんなんじゃ思い続けて一生終わるよ。
「チャンスがきたら、やってみたいと思います。」
そんなんじゃ死ぬまでチャンスなんかこねぇよ。
両方とも、
「やります」じゃねぇだろ。
やるヤツはやるうえに、
やり続けてるんだ。
成功しても、
まだやり続けてる。
(山本一力)
<レビュー>
誰にでも才能はあります。でも、ほとんどの人はそれに気づかない。では、現在、第一線で活躍している人たちは、どうやって自分の適職に気づき、その才能を開花させたのでしょうか。【経済界からは】堺屋太一氏、樋口泰行氏、堀義人氏、伊藤元重氏、吉越浩一郎氏、渡邉美樹氏、森永卓郎氏、伊藤洋一氏、白石真澄氏、幸田真音氏 【マスコミ文化人では】浅田次郎氏、丸山和也氏、リリー・フランキー氏、假屋崎省吾氏、弘兼憲史氏、樋口裕一氏、水木しげる氏、角田光代氏、森田芳光氏、石田衣良氏、富野由悠季氏、倉田真由美氏、山本一力氏、いとうせいこう氏、勝谷誠彦氏、米村でんじろう氏、木村政雄氏、細野真宏氏、荒俣宏氏、鎌田實氏、coba氏、水野晴郎氏、宮本亜門氏、嶋田隆司氏、谷川浩司氏、青島幸男氏、岡康道氏、矢口史靖氏、立松和平氏、角田光代氏 【芸能界からは】竹中直人氏、哀川翔氏、今村ねずみ氏、パパイヤ鈴木氏、田口トモロヲ氏 【スポーツ界からは】大黒将志氏、杉山愛氏、古賀稔彦氏、片山右京氏、角田信朗氏。総勢50人の「プロ論。」の中に、つまらない毎日を抜け出すヒントがきっとありますよ。